有精堂「近代文学注釈大系」
第一巻 芥川龍之介
羅生門/鼻芋粥/戯作三昧/地獄変/蜘蛛の糸/奉教人の死/蜜柑/山鴫/トロツコ/雛/玄鶴山房/侏儒の言葉/歯車
第二巻 近代詩
新体詩抄（矢田部尚今・井上巽軒ほか）グレー氏墳上感慨の詩 玉の緒の歌/
新体詩歌（小室屈山ほか） 自由の歌/
於母影（森鴎外ほか） ミニヨンの歌 花薔薇 オフエリヤの歌 マンフレッド一節/
北村透谷 蓬莱局 眠れる蝶/
島崎藤村 おえふ おさよ 草枕 潮音 昼の夢 初恋 傘のうち 秋風の歌 雲のゆくへ 晩春の別離
小諸なる古城のほとり 千曲川旅情けのうた 思より思をたどり 椰子の実 響りんりん音りんりん/
土井晩翠 夕の星 星落秋風五丈原 荒城の月 おほいなる手のかげ/
与謝野鉄幹 僑居偶題 人を恋ふる歌 敗荷/
与謝野晶子 君死にたまふことなかれ/
上田敏 象 落葉 わすれなぐさ 山のあなた 春の朝 鶯の歌 嗟嘆 故国/
薄田泣菫 公孫樹下にたちて ああ大和にしあらましかば 望郷の歌/
蒲原有明 牡蠣の殻 日のおちぼ 朝なり 智慧の相者は我を見て 茉莉花/
河井酔茗 塔影/
伊良子清白 漂白 五月野 不開の間 安乗の稚児/
横瀬夜雨 お才/
児玉花外 馬上哀吟/
北原白秋 邪宗門秘曲 謀叛 金の入日に襦子の黒 糸車 片恋 落葉松/
木下杢太郎 金粉酒 両国 該里酒 築地の渡し 玻璃問屋 街頭初夏 むかしの仲間/
三木露風 去りゆく五月の詩 接吻の後に ふるさとの 沼のほとり 現身/
岩野泡鳴 闇の盃盤/
川路柳虹 塵塚/
石川啄木 はてしなき議論の後/
永井荷風 死のよろこび そぞろあるき 道行 無題/
高村光太郎 根付の国 寂寥 父の顔 冬が来る 冬が来た 道程 秋の祈 雨にうたるるカテドラル 樹下の二人
氷上戯技 清廉 雷獣 ぼろぼろな駝鳥 レモン哀歌/
三富朽葉 魂の夜/
山村暮鳥 囈語 だんす いのり 種子はさえづる 雲/
萩原朔太郎 竹 竹 天上縊死 蛙の死 春夜 艶めかしい墓場 再会 小出新道 大渡橋 漂泊者の歌/
室生犀星 小景異情 寂しき春 蝉頃 象 靴下 駱駝 春の寺 高麗の花/
大手拓次 藍色の蟇/
日夏耿之介 かかるとき我生く 快活なＶＩＬＬＡ 道士月夜の旅 青面美童/
福士幸次郎 自分は太陽の子である/
千家元麿 秘密 落葉/
西条八十 柚の実 海にて 頽唐/
佐藤春夫 水辺月夜の歌 秋刀魚の歌 春のをとめ 水彩風景 乳房をうたひて 恋愛天文学 望郷五月歌/
堀口大学 獅子宮 踊る女 詩法 失はれた美酒 昆虫あみ シャボン玉 耳 砂の枕 毛虫 蝉/
宮沢賢治 春と修羅 永訣の朝/
中野重治 歌 帝国ホテル/
金子光晴 燈台 風景/
三好達治 甃のうへ 春 Enfance finie 郷愁/
丸山薫 砲塁 噴水 水の精神/
西脇順三郎 天気 雨 皿/
草野心平 ぐりまの死 作品第肆/
北川冬彦 戦争 馬/
立原道造 はじめてのものに のちのおもひに/
中原中也 一つのメルヘン 正午
第三巻 夏目漱石
草枕/私の個人主義/文鳥/高浜虚子著『鶏頭』序/硝子戸の中/現代日本の開化
第四巻 近代評論
小説の主眼（坪内逍遙）/小説総論（二葉亭四迷）/「地獄の花」跋（永井荷風）/『それから』に就て（武者小路実篤）/
描写論（田山花袋）/鑑賞の統一と独立（夏目漱石）/イズムの功過（夏目漱石）/好悪と優劣（夏目漱石）/
素人と黒人（夏目漱石）/私小説と心境小説（久米正雄）/文芸的な、余りに文芸的な（芥川龍之介）/
統粋小説論（横光利一）/私小説論（小林秀雄）/描写のうしろに寝てゐられない（高見順）/美的生活を論ず（高山樗牛）/
自然主義の価値（島村抱月）/享楽主義の芸術（小宮豊隆）/人生に相渉るとは何の謂ぞ（北村透谷）/
惜みなく愛は奪ふ（有島武郎）/三太郎の日記（阿部次郎）/偶像再興（和辻哲郎）/人生論ノート（三木清）/
藤村詩集序（島崎藤村）/海潮音序（上田敏）/詩の原理（萩原朔太郎）/歌よみに与ふる書（正岡子規）/
短歌における写生の説（斎藤茂吉）/歌道小見（島木赤彦）/獺祭書屋俳話（正岡子規）/花鳥諷詠（高浜虚子）
第五巻 近代俳句
・ 明治編
俳句二葉集 春の部（正岡子規編）/新俳句（正岡子規閲上原三川・直野碧玲瓏共編）/ 春夏秋冬（正岡子規編）/
獺祭書屋俳句帖抄 上巻（正岡子規）/仰臥漫録（正岡子規）/ 妻木（松瀬青々）/続春夏秋冬（河東碧梧桐編）/
癖三酔句集（岡本癖三酔）/新春夏秋冬（松根東洋城編）/蝶衣句集（高田蝶衣）/鳴雪句集（内藤鳴雪）/
日本俳句鈔 第一集（河東碧梧桐編）/三千里（河東碧梧桐）/漱石俳句集（夏目漱石）
・ 大正編
ホトトギス雑詠集 Ｉ（高浜虚子選）/ホトトギス雑詠選集 ＩＩ（高浜虚子選）/ 虚子選雑詠選集 第二集 ＩＩＩ（高浜虚子選）/
ホトトギス雑詠選集 ＩＶ（高浜虚子選）/五百句（高浜虚子）/澄江堂句集（芥川龍之介）/
月斗翁句抄（青木月斗）/白日（渡辺水巴）/鬼城句集（村上鬼城）/普羅句集（前田普羅）/花影（原石鼎）/
山廬集（飯田蛇笏）/亜浪句鈔（臼田亜浪）/泊雲（西山泊雲）/温亭句集（篠原温亭）/島村元句集（島村元）/
草城句集（花氷）（日野草城）/適録（松根東洋城）/道芝（久保田万太郎）/碧童句集（小沢碧童）/龍雨句集（増田龍雨）/
藻花集（大場白水郎編）/決定版 富田木歩全集（富田木歩）/牧唄・返り花（久米三汀）/犀星発句集（室生犀星）/
一碧楼句集（中塚一碧楼）/層雲第一句集 自然の扉（荻原井泉水編）/層雲第二句集 生命の木（荻原井泉水編）/
原泉・長流（荻原井泉水）/大空（尾崎放哉）/自由律俳句集〔俳句三代集別巻〕他摘録/鈴木花蓑句集（鈴木花蓑）
・ 昭和編
ホトトギス雑詠選集 Ｉ（高浜虚子選）/ホトトギス雑詠選集 ＩＩ（高浜虚子選）/
五百句・五百五十句 六百句・六百五十句（高浜虚子）/連作俳句集（水原秋桜子編）/
現代俳句 I/現代俳句 II/現代俳句 III/橋本多佳子句集（橋本多佳子）/裸馬翁五千句（菅裸馬）
第六巻 森鴎外
舞姫/半日/普請中/妄想/かのやうに/阿部一族/最後の一句/高瀬舟/寒山拾得/「志がらみ草紙」の本領を論ず/
柵草紙の山房論文/鴎外漁史とは誰ぞ/仮名遣意見/空車/なかじきり
第七巻 石川啄木
歌集 一握の砂/歌集 悲しき玩具/詩集 呼子と口笛/明治四十四年啄木日記/時代閉塞の現状
第八巻 近代短歌
明治編/大正編
第九巻 斎藤茂吉
歌集 改選 赤光（全）/随筆 念珠集 /八十吉/痰/新道/仁兵衛・スペクトラ/遍路/
随筆 不断経 /三筋町界隈/一瞬/歌集 白き山（全）